近年、日本食の人気が世界中で急速に拡大しています。美しい盛付、栄養バランスの良さ、塩分控えめな味付け、そして低カロリーといった魅力が注目を集めているのです。そんな中、海外での日本米の需要の高まりも見込まれます。
その一方、海外での日本米販売について、日本国内の消費者にとっては意外と知られていない点が多いのではないでしょうか。今回は、海外における日本産米の販売状況について紹介します。

１.　日本やアジア食材専門店での購入

大都市圏にある日本やアジア食材専門店では、さまざまなブランドや地域の日本米が購入可能です。日本産食材の品質にこだわったお店が多いため、国内で人気の品種や新しいブランド、稀少な品種も手に入れることができます。また、日本食材に詳しい店員に相談できるのも魅力です。
一方で、価格が高めであることが多く、小規模な店舗では品揃えが限られます。地方都市では専門店が少ないため、アクセスにも不便があります。

２.　海外のスーパーマーケットでの日本米の購入

海外のスーパーマーケットでは、一部地域の店舗に限られますが日本米が取り扱われているケースも多くなりました。主にコシヒカリなどの一部人気銘柄が中心に販売されており、品揃えは地域によって異なりますが、利点としては、価格が比較的安い場合もあることや、買い物のついでに購入できることがあげられます。
しかし、品揃えが限られており、現地スタッフがお米に関する知識が乏しい場合も多々あることが欠点です。その他の日本食材や調味料も少ないため、一度にまとめて購入することは出来ないかもしれません。

３.　インターネット通販での購入

インターネット通販では、さまざまな種類の日本米が取り扱われています。海外輸入業者や日本国内企業からの販売も含めて、幅広い選択肢があります。また、オンライン限定のセールやキャンペーンが開催されることもあります。自宅から手軽に購入でき、豊富な品揃えから好みのお米を選ぶことができるのが魅力です。さらに、ユーザーレビューや評価を参考にして購入できます。
ただし、欠点としては、送料や関税が高い場合があることや、商品が届くまでに時間がかかることが挙げられます。また、購入する前に商品を実際に確認できません。

まとめ：

日本食ブームが続くことで、海外での日本米の需要は今後も高まると予想されます。より多様な販売チャネルが開拓されることで、選択肢が増え、日本産品質への意識が高まり、ブランド力の向上が期待されます。さらに、海外のシェフや料理研究家による日本米の活用法が増え、日本米を使った料理教室やイベントが増えることも見込まれます。

日本食が世界中で広がる中で、より多くの人々が日本米を楽しめるように、ライスフレンドもさらに日本米の輸出に努めます。

作成者：国際部　張