カタチを変えて食べられる「お米」
皆さんはいつもどうやってお米を食べていらっしゃいますか?
炊飯器や土鍋で炊いた「ごはん」
具材と一緒に炊いた「炊き込みごはん」「ピラフ」
ごはんの上に具材をのせた「丼もの」「寿司」「ビビンバ」「パエリア」
など、お米に水を加えて火を通し「ごはん」として食べることが多いと思います。
ところで、皆さんはお米が様々な“カタチ”に加工して食べられていること、ご存じでしょうか?
例えば、お茶菓子に出てくる「せんべい」や「お団子」。
これらはお米を「粉」にした「米粉」で作られています。
中華料理の麺「ビーフン」、ベトナム料理の麺「フォー」の原料も米粉です。近年は、米粉100%で作られたパンやケーキなどの洋菓子も増えています。
飲みものでは「日本酒」が代表的ですね。
日本酒は、蒸したお米、お米に“こうじ菌”を繁殖させた「米こうじ」、水で造られています。
この日本酒を蒸留すると、「米焼酎」ができます。
実は、暑い夏に欠かせない「ビール」にもお米が使われています。
このようにお米が色々な“カタチ”に変えて食べられる背景には、“グルテンフリー”がパッと思い浮かぶかもしれません。しかし、実際のところ“日本人のお米離れ(消費減)”と“食料自給率”も関係しています。
現在、国内のお米の消費量は昭和40年(1965年)に比べると半分に減ってしまいました。日本にはパンや麺・パスタ料理が豊富にあるので、1週間1粒もごはんを食べない日という方もいらっしゃるのではないでしょうか。食が豊かな日本ですが、その原料は海外の輸入に頼っています。国は安定的に食料を供給するため、カロリーベース食料自給率を37%(令和2年度)から45%に上げる取り組みをしています。その1つに、「お米の加工品生産、米粉の活用」があり、企業はお米を原料にした食品を多数開発しています。
ある企業では、米こうじと乳酸菌で作られた乳成分不使用の「のむヨーグルト」を販売しています。また、別の企業では米粉、油、酒粕で「米粉チーズ」を開発中です。まさか米からチーズを作るとは…驚きですね!
ちなみに弊社は自社開発商品「玄米すうぷりぞっと」を販売しています。お米は国内産有機玄米を使っています。味は「参鶏湯風」と「きのこクリーム」の2種類。温めても、常温のままでもおいしく召し上がっていただけます。忙しい朝や軽く食べたいときにピッタリです。ぜひ、お試しください。