北海道に出張しました

6月の北海道ということもあり、快適な気候を期待していましたが…
多くの訪問先で30℃以上と、正直大阪とあまり変わらない暑さでした。
今回の出張では、多くの生産者の皆様やJAグループの皆様と沢山お話合いができて多変有意義でした。
まずは、ほ場(田んぼ)のご紹介です。写真に収まりきれないのでイメージがつきにくいですが、なんと1枚あたり3.5ha(1ha=100m×100m)の「ほ場」になります。また、こちらでは直播(ちょくは)と言って、苗での田植えではなく種を直接植えてお米の生産を行っておられます。直播は、田植え後の気温や水温が低いと芽が出ない等の悩みがあるそうですが、北海道も温暖化により直播がしやすくなってきているとのことでした。また、北海道では「えみまる」という直播に合う品種も開発されていて、当社でも扱いを始めています。

当日は、大移動をして羽幌町(はぼろちょう)でJA様と情報交換して、現地で宿泊させていただきました。
羽幌町は、北海道の西北に位置し日本海も近い美しい町でした。


翌日は、増毛町(ましけ)町に移動して、いつもお世話になっている「特別栽培米ゆめぴりか」を生産していただいている、生産者の皆様と交流をさせていただきました。
生産者の皆様とは、毎年この時期に訪問させていただき、冬には大阪に来ていただき当社の直営店「髙島屋」で一緒に宣伝販売をしていただいたり、お互いに「顔の見える取組み」を実践させていただいています。
増毛町は、非常に良食味のお米が生産されるだけでなく、果物(北限のさくらんぼもあります)などの生産も盛んな地域になります。

次に、旭川まで大移動。有機JAS米でお世話になっている生産者、JAグループの皆様と交流をさせていただきました。
冷涼な北海道の地で、有機のお米を生産することは非常に難しいのですが、生産者の皆様は研究を重ねて普通のお米と変わらないくらいのお米をしっかり収穫されています。また、旭川市では有機栽培の酒米も生産するなど 環境に配慮した米づくりに積極的に取り組んでおられることを知りました。
北海道産米について、更に顔の見える取組みをすすめていきたいと感じる出張となりました。

仕入部 廣瀬