先日、産地訪問時に研修の一環としてくみあい肥料株式会社様へ訪問しました。
同社は、アメリカで開発されたBB肥料を日本で初めて生産を開始した会社です。

BB肥料とは

Bulk（バルク)＝粒、Blending（ブレンディング）＝配合の頭文字からつけた名前です。
従来の化成肥料が１粒の中に、チッソ、リンサン、カリが入っているのに対し、BB肥料は２種類以上の粒状原料を物理的に混合したものをいいます。

BB肥料の特徴

●経済的な肥料
BB肥料は化成肥料のように燃料や水を使用せず、物理的に混合するだけなので環境にやさしく、低コストな肥料です。
●地域に適した無駄のない肥料
土壌分析（土の健康診断）に基づき、地域、土壌、作物に適した肥料を造ることができます。必要な成分だけ肥料を投入することができるので無駄のない肥料です。
●小ロット生産、機械施肥に対応した肥料
物理的に混合するだけなので小ロット生産が可能です。機械施肥に対応した２００㎏バック～８００㎏バックでの生産ができます。

工場見学

一通りBB肥料についてご説明いただいた後、工場見学をさせていただきました。
製造予定商品に必要な原料を仕入、成分毎に仕分けます。

それぞれの原料を、製造する製品に必要な比率だけ製造ラインに投入していきます。

投入した原料がライン内で配合され、パッキングするラインに降りてきます。
降りてきた原料を決められた規格毎に袋詰めしていきます。

決められた配合比率でパッキングされておりました。

包装資材置場も見せていただきました。
様々な作物の肥料として使われており、商品数は600種類以上あるそうです。

市販で販売されている肥料はホームセンターなどでよく見かけておりましたが、同じ県内でも、それぞれの土壌に応じてオーダーメイドで作られていることに非常に驚きました。

土づくりから拘り、生産者様以外にも様々な方の努力があるからこそ、美味しいお米ができていることを改めて痛感しました。
これからも産地様からお預かりしたお米を丁寧に販売していこうと思います。

作成者：営業第二部　大森