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A.日本のお米の品種は、国に登録されている数が594品種あります。
この内主食用として多く作られているのは260品種くらいです。 (水稲 2014年3月31日現在)
A.主に下の3つの理由があります。
@日本は南北に長く中央に山脈があり、地形も複雑ですから、地域にあった品種が必要です。
A地域ごとにそこで一番美味しく品質の良いものがたくさんとれて、病気にも強く栽培しやすい
ものを開発しているからです。
B同じ種類ばかりだと同じように成長するので田植え〜収穫の作業が重なってしまい大変な
労力になります。
また、冷害が起きたりしたら全滅になってしまいます。 だから多くの品種が必要なのです。
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A. 栽培されている面積の割合によると下の順位になります。
1位 コシヒカリ 36.7% 2位 ひとめぼれ 9.6% 3位 ヒノヒカリ 9.5% 4位 あきたこまち 7.5% 5位 ななつぼし 3% |
A.一世帯当たりの年間購入量だと下の順位になります。(2013年計) ちなみに、大阪市は69.71kgだそう(^^;)
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1位 佐賀市 106.97kg 2位 静岡市 95.63kg 3位 浜松市 94.92kg 4位 福井市 93.82kg 5位 奈良市 90.62kg |
6位 岐阜市 90.02kg 7位 新潟市 89.2kg 8位 青森市 88.09kg 9位 長崎市 87.63kg 10位 札幌市 85.54kg |
【Q.お米はかたいのに、なぜ炊くとやわらかくなるのですか?】
A.生のお米のでんぷんは、ベータでんぷんと言って人は消化できないくらい、かたい結晶のようなつくりをしています。
炊飯をするとこの結晶が水と熱の力でゆるやかに広がり、アルファでんぷんと言う人が消化できるやわらかいつくりのでんぷんに変わります。
A.品種などで多少の違いはありますが、おおむね一粒0.02gです。
ですから1,000g÷0.02g=50,000粒 くらいです。
A.おおむね、1合=180ml=約150g です。
【Q.買ってきたお米はどの様に保管したらよいですか。またどのくらいの期間なら美味しく食べれますか?】
A.
[保管について]
まず、一番良いのは冷蔵庫の野菜室など低温で一定の温度の所へ、ペットボトルのような密閉できる容器に入れて保管するのが良いでしょう。
常温で保管する時は、温度の高い所や湿気の多い所を避け、できれば米びつ等に移し替え(米袋には空気穴があるため、湿気や害虫が入ることがある)温度変化の少ない所で保管して下さい。
[美味しく食べられる期間について]
美味しく食べられる保管の期間は、冷蔵庫など低温保管の場合、約60日は大丈夫です。
しかし、あまり長期の保管はオススメできません(結露など)。
やはり30日くらいで使い切るのが良いでしょう。
常温保管の場合、温度・湿度に気を付ければ、冬季で約30日くらいは大丈夫です。
夏季は、高温になるため害虫の発生や混入、食味の低下のため15日〜20日で使い切るのが良いでしょう。
A.美味しいごはんを炊くには、洗米と浸漬に気を付けます。
まず洗米ですが、洗い始めは手早く洗米しすぐに水を換えます。これは洗米し始めからお米が水を吸い始めるため洗い始めのヌカくさい水を吸収させないようにするためです。
そして5、6回水を換えある程度水が澄むまで研ぎます。その時あまり時間をかけないようにします。
これは洗米の時間が約4分を過ぎると砕米が増え、それが炊飯のトラブル(こげ、べちゃつき等)になります。
次に、浸漬ですが低温(5℃くらい)で長時間(120分くらい)水に漬けると美味しいごはんが炊けます。
常温では、夏季には30分〜60分、冬季には90分〜120分を目安に浸水します。
また、炊飯する水はミネラルウォーター等の硬水は避け、水道水(軟水)で炊飯して下さい。
A.ごはんを電気(ジャー)炊飯器などで長期保温すると、ごはんに含まれる糖とアミノ酸が反応して褐色物質(メラノイジン)でき、これにより黄色に変色します。
これは、電気(ジャー)炊飯器の開け閉めにより電気ジャー内部の温度が下がり細菌が増えやすい温度になるためにおこります。
電気ジャーなどで保温する場合10時間程度にとどめ、それ以上残る時は、冷蔵(1日程度)または、冷凍で保存し電子レンジなどで解凍、加熱して下さい。
【Q.買い置きしたお米から虫が出てきたのですが、どうしたら良いですか?】
A.お米に付く虫でよく見かけるのは、メイガ類の幼虫とコクゾウ虫です。
これらは温度の高い夏季(30℃)で長期間(20日〜30日くらい)置くと発生することがあります。
虫を洗い流して食べても大丈夫ですが、食味も落ちあまり気持ちの良いものではありません。
温度の高い下記には、低温(20℃くらい)で保管するか、15日〜20日くらいで使い切るのが良いでしょう。
また、市販のこめびつ用防虫剤やニンニク、タカノツメ等を利用するのも良いでしょう。
ただし、これらも虫を殺すほどの効果はありませんので、もっとも良いのは保管に気を付け、適量を購入し早めに使い切るのが良いでしょう。